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世界中5万5000キロを自転車で駆け抜けた坂本達さんの講演会に行きました

4年3ヶ月を掛けて世界中を自転車で走りきった坂本達さんという方の講演会に行ってきました。

坂本さんがその旅について書いた本「やった。」と言う本とは、8年前の昨日1月30日に書店で出会って、衝撃を受けました。それ以来私のバイブル的な本になっていました。

やった


その坂本さんの講演会があると聞いて2ヶ月前に申し込みをして、遂に今日出会うことが出来ました。

大雪のために会場に入るのが10分くらい遅れて受付をした時に、その脇にアフリカ系の民族衣装を着たりりしい男性と目が合って、「もしや?」と思って入室しました。

5分少々の主催者の挨拶の後入ってきた坂本さんは3メートル位しか離れていない超近距離で、目の前にあの坂本さんがいると思うと、感激して涙が出そうになりました。

坂本達

※写真はインターネットより


講演の中身は、世界一周の様子と、今取り組んでいる国際貢献についてで、坂本さんの情熱的で真摯な姿勢がとても伝わってきました。
そして、本では表現できなかった当時の旅の様子を知ることが出来て感動しました。

途中、「受付に、ある男の子が私の本を持って駆けつけてくれたのを見て勇気付けられました。」と言うのを聞いて、

も、も、もしかして俺のこと?いや、違うよなあ。。。
と思いつつ講演に聞き入っていました。


そして、講演が終わり最後に質問できるということだったので、心臓が止まるくらい、体が震えるくらい緊張しながらも真っ先に手を挙げて、8年前にこの本を買ったときからずっとしたかった質問をしました。

すると、坂本さんが「君か、さっきは本を抱えて入ってくれてありがとう。勇気が出たよ」と言ってくれました。
ものすごく嬉しかったです。



私がした質問は、

「私も旅が好きで、8年前の昨日この本に出会ってからずっとしたかった質問があります。

それは、4年3ヶ月と言う長い旅で坂本さんは何を感じたのか、

それが坂本さんにとってどんな旅だったのか、

そして、国際貢献と言う仕事に関わるようになった今、坂本さんにとって旅はどんな風に代わってきたのか、そして変わるのかお教え下さい。」

と質問しました。

なんだか、「ずっと前から好きでした。」と伝える女子高生にでもなった気分でしたが、8年越しの思いを伝えることができて涙が出そうになってしまいました。



最後に、本にサインをしてもらって、握手をしてもらって、「私にとってのバイブルです。」と伝えました。
坂本さんもそれに応えてくれて熱いメッセージをくれました。



今日は、終始泣きそうになってしまいましたが、憧れの人に出会えて本当に良かったと思いました。
今日は、人生で忘れられない一日になりそうです。

新宿二丁目を彷徨って

大学2年の時、私はある理由で新宿二丁目を彷徨いました。。。



福島の郡山駅から新幹線に乗った私は上野駅で乗り換え、地下鉄丸の内線に乗り継いで新宿三丁目駅で降りました。

思いつめた顔をして駅を出た私の目の前には怪しくたたずむビルの群れがギラギラと光って立ち尽くしていました。

まずは駅周辺を歩いて町の様子を伺いました。

雑居ビルとマンションが怪しく入り混じったこの町に私の求める世界があるのか不安と期待で心臓が早く動くのを感じました。。。。



歩きながらそれらしい店の入り口と看板を眺め、立ち止まっては中を覗き込む。そんな繰り返しでした。

探すものはなかなか見つからず、時折店に入って道を聞きましたが思うような情報は得られませんでした。

喫茶店で休みながらとはいえ、いつの間にか3時間も経っていました。

ふと気づくと目の前には木の生い茂った公園があり、辺りを見回すと、ところどころに人がいるようで、それぞれが肩を寄せ合っていました。



トイレで用を済ましてからベンチンに座ってタバコに火をつけ、缶コーヒーを飲んでいると隣に人が座ってきました。

「ここ、いい?」

顔を見ると、ずいぶん綺麗な顔をした男の人でした。

女性のように綺麗な顔をした背の高い細身のその男の目の下には小さなほくろがあって、正面から見ると涙を流しているようにも見えました。

「誰か待ってるの?」、「ここは初めて?」と聞いてきました。

私は見ず知らずの男に警戒することもなくここに来た理由を話しました。

男は「そんな話は聞いたことがないなあ。」、「別の町じゃないの?」と言いました。

私がポケットから地図を出そうとすると、その男は私の肩に手をかけて私の目を見つめながら、

「一緒に探そうか?その前にどこかで休まないか?」とささやきました。


私は微笑みながら、


「いや、もう少し自分で探してみるよ。」と答えました。


男は表情を変えずに「困ったら電話をくれ。」とレシートの裏に携帯の番号を書いて差し出しました。


受け取った私は小さく一度だけ手を振ってその場を去りました。






しばらく歩いた私は雑誌から切り取った地図を取り出して眺めました。



そこにはこう書いてありました。



「そこは恐らく世界で一番集まる場所。そこで見つからないものはそれ以外の場所で見つかることはないだろう。


世界中のレコード、CDが集まる音楽の聖地、それは西新宿。


そこでは欲しい音楽を全て見つけることが出来るだろう。


※ただし、個人経営の店が多いのでとにかく歩いて店を覗いて廻ろう。」と


田舎ものの私は西新宿と新宿二丁目の区別がつかずに思い込みだけで新宿二丁目をさまよっていたようです。
現在3000枚を越えるようになったCD収集の裏にはこんなマヌケなエピソードがありました。ウソのようなホントの話です。

「エルゴノミクス(人間工学)研究の専門家によってデザインされており、快適性と疲れにくさを追求したキーボードとマウスのセット製品です。キーボードは Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000 のワイヤレスバージョンで、心地よいカーブ形状のキー配列が手と手首を自然な角度に保ち、仕事の効率を上げるだけでなく、あなたのワークスペースをスタイリッシュに演出します。」



とのキャッチコピーに感動して、キーボードとマウスのセットで2万円くらいのものを即買いしました。

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私が好きな「甲殻機動隊」、「マトリックス」を連想させるこういう近未来的なデザインのに弱いんです。


一日のうち最も長く触れるものだから高くてもいいんだ!!とテンションあがったままで買いました。


職場では、なにそれと聞いてくる先輩・同僚に、ニヤリとしながら「これはエルゴノミクスといって、人間工学に基づいて設計されたキーボードだから。。。。」などと得意げに語ったものでした。

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使い心地が気になりますか?


も・ち・ろ・ん ・ ・ ・ ・











結構使いづらいです。。。。普通のに戻したいです。

変なカーブが体にフィットしないんです(涙)。

インド夜想曲

私がいわゆるバックパッカーとして海外初一人旅に出たのは大学4年の頃でした。

ムンバイ俺−ミニ2


沢木耕太郎の「深夜特急」、アントニオ・ベッキオの「インド夜想曲」にもろに影響を受けていた私が選んだ行き先は考えるまでもなくインドでした。

半年間焼鳥屋でバイトして貯めた34万円を使って大学卒業までの数ヶ月でインド中を歩きつくしてやろうと考えていました。

飛行機は片道チケット、初日のホテルも取らず、訪れる街もルートも決めず強引に出発しました。

トランジットを経てインドのカルカッタに着いたのが夜の12時、空港の外を覗き込むと真っ黒な顔に白い目だけをぎょろつかせたインド人の群集が生肉を投げ込まれたハイエナのような顔をして見つめていました。


とうとう舞台インドの幕開けでした。



空港案内所職員までグルにした騙しの罠からギリギリのところで逃げ出し、世界中から集まるバックパッカーが集まる安宿街サダルストリートにたどり着いた私はやっとこれからのルートを考えはじめました。

インドの東はじが出発点なら西はじまで横断しよう。

西はじに着いたら次は最南端を目指そう。

そこからどうするかはその時決めようと。



カルカッタを出発した私は電車に乗り込みブッダガヤで仏陀の足跡を辿り、

バラナシのガンジス河で人が燃やされ、灰が流された河の水で体を清めうがいをする生と死の混沌とした世界を体感して衝撃を受け、

アーグラ、デリー、ジャイプールでタージマハルをはじめとしたムガール帝国建築の圧倒的絶対的な迫力を目の当たりにしました。


次にたどり着いた街ジャイサルメールがインド最西端の砂漠地帯でした。
昼間は最高気温57度にも達し、夜は建物自体が40度もの熱を持ちシャワーがお湯しか出なくなる。そんな過酷な砂漠地帯で見た地平線にゆっくりと沈んで行く真っ赤な大きな太陽。

沖縄 (3)

人に何か強烈な感動を抱かせたまま自分はいつの間にかひっそりと消えて行く。そんな孤高の美しさともの悲しさを同時に秘めた高温のガラスのような塊は私の心をむんずと掴み、その後の人生観に大きく影響していきました。


そして、旅人との邂逅を純粋に楽しんでいた私ですが、次第にその出会い自体を避けるようになっていきました。

旅での出会いから徐々に仲良くなり心を通わせ旅を共にして行き、心が通じ合ったと思ったと同時に別れがやって来る。そんな繰り返しに何の意味があるのか。私は出来るかぎり人との接触を避けるようになっていました。


その後ウダイプル、アーマダバード、ボンベイ、アウランガーバード、エローラ、アジャンタ、ゴア、マンガロール、コーチン、アレッピー、クイロンと渡り歩くうちに以前のように人との出会いを恐れなくなり、旅そのものを楽しめるようになっていました。


南国の地トリヴァンドラムを経由してインドいち美しいといわれるコヴァーラムビーチにまるで運命のように集合した10人の旅人との出会い。それはまるで文学全集を一冊一冊読んで行くような新鮮な驚きと感動をもたらしてくれました。みんなで海を見つめ談笑し空を眺め市場に行き肉を仕入れ魚を買い料理をして星を眺める。そしていつの間にか一人去り、二人去り、ついに私も去ることにしました。

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次の目的地。。。。。それがインド最南端の場所、聖地カニャークマリでした。

3人の仲間を連れだって電車に乗りトリヴァンドラムの思い出話をしながら心を決めていました。

これで終わりにしようと。。。。


カニャークマリの夕日を見ようと全員で岬に向かう途中、奇妙なものが視界に入りました。

それは真っ裸で道路の真ん中に横たわり糞を垂れ流す一人の男性でした。周りのインド人は助ける様子もなく通り過ぎて行きます。

最後の最後に強烈なインドの現実を目の当たりのしました。



岬にたどり着き、真っ赤に空一面を焼き尽くすような象徴的な夕日を見つめながら私の旅の一つの句切りが訪れるのを感じました。



これからの人生で旅を続けるとしても、あれほど純粋で鮮烈な旅をすることはできないだろう。あの得体の知れない焦燥感と不安感、充足感が入り混じった混沌とした旅を再現することは不可能だろうと。


訪れる場所場所で必ず経験する人との出会いと別れ。旅人として出会った以上は決して避けられないはかない、だからこそ優しく切なくそして強烈に輝く一瞬一瞬。

それらが、いやそれこそが旅なのかもしれません。そしてそれは常套句のように語られる人生そのものなのかも知れません。



これが私のインド夜想曲でした。

そこから私の新しい旅、新しい夜想曲が始まって行くのでした。

私の仕事カバンには常に3冊の本が入っています。

ハードカバー、新書、文庫などの大きさ・重さに関係なく3冊は入っています。

遅くとも2日で1冊のペースで読み終わり、ほぼ1週間で総入れ替えとなります。



毎朝新幹線を降りたらすぐに駅構内の本屋に立ち寄り指さし確認で興味のある分野だけ指差しチェックします。

チェックするのは興味のあるものだけなので、「最新売れ筋」などはさっぱり分かりません。

人に聞かれても困ってしまいます。


本屋でここ3ヶ月ほど研究中のビジネス書をあさり、一週間に最低3冊くらいのペースで買っていきます。

なぜか今日は5冊買いました(笑)


昼は昼食後ずっと読書をし、仕事が終わったら駅まで本を読みながら歩いていきます(ホントに)。

階段の上り下りもずっと本を読んだままです。

人にぶつかったら迷惑じゃないかなどとよく言われるんですが、本を読んだままでも周りの情景がよく見えるようになってくるんです。

本から目を離さずに人混みをよけて歩くことも普通に出来るようになりました。

階段も難なくです。

うっとうしくて周りに迷惑だとは分かっているんですが、止められないんです。スミマセン。



家に帰る途中にブックオフに立ち寄り指さし確認をし、気に入った100円ものだけを買いあさり家に帰宅します。

以前は3軒くらいのブックオフを廻っていたので、よっぽど落ち着きました。


アパートに入り、ポストに届いたAmazonから届いた本をむんずとつかんで部屋に向かいます。

部屋に入って着替えたらパソコンを開き、Amazonの「お気に入り」にずらりと並ぶ本300冊程度の値段をチェックします。


1円にまで値の下がるのがベストですが、100円以下になったものはすぐさまワンクリックで購入して届くのを待ちます。

汚れていようが帯がなかろうが読めればいいので、気にしません。


今日注文したのは2年ほどハマッている自然科学もの、探検ものです。

●黄河源流からロプ湖へ (西域探検紀行選集)/プルジェワルスキー

●悲しき熱帯〈1〉/レヴィ=ストロース

●葦舟ラー号航海記/トール・ヘイエルダール

の3冊を注文しました。


注文が終わったら家での読書用の分厚い本を読み始めます。

ワインなんかを飲みながらの読書が最高の楽しみです。


「読みたい本は借りずに買う」、「読み終わっても捨てない・売らない」の私の部屋には際限なく本が積み重なっていきます。


そして、本好きは私だけではありません。

朝、駅の本屋で私と一緒に本をチェックしているのは妻なんです。

今日は4冊買ったようです。

どんどんどんどん。。。。。。。いくらでも溜まっていく本をどうすればいいんでしょうか。

あやしい、あやしすぎる活字中毒の私でした。

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